新しいGoogleのアルゴリズム「ハミングバード」とは?
2013年09月30日
Search Engine Land( http://searchengineland.com/google-hummingbird-172816 )の9月26日の情報によりますと、Googleが「ハミングバード」と呼ばれる新しい検索アルゴリズムを、約1ヵ月前(8月下旬あたり)より導入していた事が明らかになりました。
ハミングバードは従来のアルゴリズムと何が違うのか?
従来の検索エンジンは、「単語(キーワード)の一致」を見出すことに焦点を合わせていた事に対し、「ハミングバード」は、単語(キーワード)の意味に焦点を当てることに長けております。これらの背景には、音声検索の利用者増加に伴う会話形式の検索に対する対応も導入の要因とも一部で考えられております。
ですので、単に数個の単語が一致しているページよりも、意味が一致するページに価値を置く傾向が強まる事が想定される為、外部リンクによる他サイトからの評価だけでなく、内部対策の重要性、特にコンテンツの重要性が高まる事が予想されます。
既存のアルゴリズムは継続
ハミングバードアルゴリズムが導入されたことによる影響は検索結果の90%に及ぶ大規模なものであるとアナウンスされております。また、ランキングアルゴリズムの中核となるアルゴリズムに「ハミングバード」が採用されたものの、「パンダアップデート」「ペンギンアップデート」、また「PageRank」アルゴリズムなど、既存のアルゴリズムは、今まで同様検索ランキングを決定つける1つの評価基準として使用されている事も明らかとなっております。
アルゴリズム導入からみるGoogleの動向は
具体的な導入の経緯はまだ不明な点が多いですが、このアップデートに付随するGoogleの評価基準の根底的な考え方としましては、「ユーザーに対し有益な情報を提供」する事に変わらず、「内部対策実施レベル」と「外部サイトからの評価(質と量)」は、ランキング決定要因とし不変的要素であると考察されます。