「Googleで発生した問題とGoogleが見ている要素」
2019年05月8日
一部サイトのインデックスが消滅!!原因はGoogleのミス!?
Google側で発生した問題により、Googleのインデックスから消えてしまうという事故が、4月5日付より数日間続いていたことをTwitterで報告していることが分かりました。
以下、参照下さい。
”4月5日
検索インデックスの内部的な管理が原因で、ウェブサイトの一部のページがインデックスから数日間欠落してしまっていた可能性があります(サイト管理者が何もしていなくても)。本件は現在解消に向かって対応中であり、サイト管理者が何らかのアクションをとる必要はありません。
”4月8日
4月5日金曜日からインデックスの問題が発生しており、一部のサイトに影響を与えていることを、グーグルは認識しています。この問題はほぼ解決されており、サイト管理者さま側で特に何かしていただく必要はありません。
”4月9日
一部のページに影響があったインデックスの問題に関して、グーグルは引き続き対処しています。すでにさらなる改善を施しており、現時点でまだ問題が残っている部分に関しても12時間~24時間以内に解消できると期待しています。”
” 4月10日
インデックスの問題は、あと8時間ほどで、ほぼ完全に解決するはずです。一部のコンテンツに関してはさらに12時間~24時間ほど復旧に時間を要する場合があります。”
※Googleは、4月11日の時点で、この問題は完全に解決されたと発表しております。
この事故が発生したタイミングで、検索時において本来あるはずの自身のサイトが表示されない、
検索トラフィック低下がみられる場合には、この影響を受けた可能があると考えられます。
この問題に対し、Googleは特にアクションを実施する事はないとしておりますが、
Googleからインデックスが消えたとなれば、新たにページをクロールされ、インデックスされるのを待たなくてはならないという発想になるでしょう。
そう考えた場合、Search ConsoleのURL検査を活用しようと考えるでしょう。
こちらに対し、Googleの金谷氏が以下のように説明しております。
現在 Google 側に技術的な問題が発生しているため、いくつかの URL を検索結果で確認しにくくなっている場合があります。ご迷惑をおかけし申し訳ありませんが、現在の状態は URL 検査ツールで確認できます。いずれかのデータセンターから配信されている場合「インデックスされています」と表示されます
— 金谷 武明 Takeaki Kanaya (@jumpingknee) April 7, 2019
検索時においてヒットしない=実際にインデックスから消えているとは限らず、
Search Consoleではインデックスされていると表示されるも、実際の検索結果には表示されないという場合もあるということであり、検索サーバー群の一部からはそのインデックスを参照できない状況だと想定されるも、
こちらに関してはGoogleのデータセンター側でのデータ浸透を待つしかないというものです。
上記を振り返ってみた場合、今回の問題は何が原因で肝心の詳細が不明な状態です。
Googleが言うように、何のアクションもしないというのが正解なのか…
既にこの問題は解消されているということですから、これ以上の何かをする必要はありませんが、自身のサイトにおける重要度の高いページがきちんとインデックスされている状態になっているのかを確認しておくことは重要だと考えられるでしょう。
実際にSearch Consoleを確認しながら今後の為に知っておくべき情報をご紹介していきますね。
- Search ConsoleのURL検査を活用し、自身のサイトにとって重要度の高いページがインデックスから消えてしまっていないか調査をしましょう。
(検索時において、ただ表示されないという訳ではなく、インデックスが消えてしまっていないかを確認する目的)
- 仮に重要度の高いページがインデックスされていないorインデックスから消えてしまっている場合には、Search Consoleにて、インデックス登録をリクエストする
(インデックスは消えている場合、スムーズに新たにインデックスされる可能性有り + URL検査ツールには表示されるも、検索結果には出てこない場合、再処理を早められる可能性がある為)
上記はあくまで参考情報としてご認識下さい。理由としおましては、上記の対応を実施した場合、若しかしたら、
Google側のシステムに負荷がかかってしまい復旧の時間が伸びてしまう可能性もあるという事です。
但し、自身のサイトを管理するという意味においても、知っておくべき情報の一つとお考え下さい。
注意事項としましては、URL検査に送信できるURL数には上限があるため、活用時には、重要度の値高いページ(URL)優先しましょう。
Speed Update(スピード アップデート)以降の改善状況
2018年7月にGoogleは、モバイル検索のランキング要因とし、ページの読み込み速度を利用する Speed Update(スピード アップデート)を検索アルゴリズムとして導入しました。
Googleによれば、モバイルページの読み込み速度に以下のような改善が見られているようです。
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- 遅い方に位置する 1/3のトラフィックの「ユーザー中心のパフォーマンス指標」が 2018 年には 15 ~20 % 改善した(2017年の改善は確認されていない)。
- 国単位では、95 % の国で表示速度の改善が見られている
- 表示が遅いと離脱が増えるが、スピード改善により、検索から始まったトラフィックの離脱率が 20 % 減少
- 2018 年は、2 億 の固有の URL が 10 億回にわたって PageSpeed Insights でパフォーマンス検証される
https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/
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表示測度の向上には、スマートフォンの性能が上がった事・モバイル通信速度の改善も関連していると考えられますが、Speed Update(スピード アップデートが表示速度改善に貢献している可能性は高いと考えられるでしょう。
今では私達にとって欠かすことのできないスマートフォン。
スマートフォンの普及により、Googleは、モバイルフレンドリーをランキング要因とし、同時にモバイル対応するサイトが増加しました。
日々の検索において、表示測度が遅いサイトの直帰率は高いといえるでしょう。
サクサク進む方がストレスを感じずユーザー視点になっていますよね。
あなたならサクサク進むサイトと、応答までに数秒待つサイトのどちらを活用したいと思いますか?
答えは、ユーザーの視点になって考えれば出てくるでしょう。
Google検索における鮮度の重要性
”観測した所、公開後2年~3年ほど経つと、大多数のブログ記事は95%検索結果(の上位)に出てこなくなる。たとえ初期に成功した記事であっても、多くの場合は同様の結果になる。
Google検索において、コンテンツの鮮度が落ちていくのは事実だ。鮮度を落とさないためには、次のどちらかが必要になる。
新しい記事
新しいリンク
どちらもできないのならば……残された選択肢は「あきらめる」というものだ。
上記は、アメリカの著名なSEOコンサルタントのサイラス・シェパード氏がTwitterに投稿したものです。
私達も度々”鮮度”という言葉を使わせて頂いておりますが、ツイート内容には大きな意味を持つと考えております。
ジャンルにもよりますが、いかに優れたコンテンツであっても、時間の経過ともに、鮮度が落ちていくのは必然だと思います。
古いコンテンツよりも新しいコンテンツの方が有利になる可能性は高いと考えます。
実際に自身がユーザーの立場になって考えてみましょう。
あなたの求める情報が最近の記事と数年前の記事で紹介されていたらどちらを選択するでしょうか?
それが同じ様な内容であっても、最新の記事を選択するという人の方が多いでしょう。
とは言え、単に新しいだけではNGです。コンテンツの質と関連性が重要ということを決して忘れないでください。
また、鮮度にも似ておりますが、時間の経過と共に、ユーザーの求めるものも変化するということも忘れてはいけません。
ユーザーが”今”どんなものを求めているのか常に考え、鮮度を意識した最新の情報を提供していくことが、大切だと考えます。
やはり、ユーザーの視点になって考える。がベストでしょう。
Googleは専門性も見ている!?
3月12日(現地時間)にGoogleは、コアアルゴリズムアップデートを実施し、順位が下がったサイトもあれば、順位が下がったサイトも出てきました。
順位が下がったサイトに対し、GoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏がアドバイスをしてくれているのです。
内容としては、”全てのサイトに該当するものではないものの、特定のトピックについて専門的であるかどうかということも関係してくると考えており、専門性も間違いなく確認したほうが良いというもの。
ミューラー氏によると、公開して間もないサイトが専門家になれないのは明らかであり、Googleへさも専門家として誤魔化して見せかける方法はなく、
本質的には、そのトピックに関して専門的なコンテンツ提供していることを示す以外に方法はなく、簡単に調べただけで書かれた無名のブログとは異なり、そのトピックについて本当によく精通していることを分からせ、ユーザーが真剣に受け入れてくれるようになること。”
専門性に対し、Googleが見ている要素に含まれている事が分かりますが、肝心の専門家として認識してもらうにはどうしたよいのかが知りたい情報ですよね。
一言でいうと、こうすればよいと断言できる答えはありません。
Google側にしてみても、現在の専門性を判断している指標が完璧ではないことから、
アップデートを繰り返していると言えるでしょう。
但し、専門性が高いサイトになるために出来ることあります。
ミューラー氏は、2つのリソースを紹介してくれているのです。
2に関しては、全文英語でボリュームも相当ですが、時間を作って読んでみることをお勧め致します。
また、ここもユーザー視点になって考えるというが大事になってくると考えます。
あなたは知りたい情報が書かれていそうなサイトを見つけました。
しかし、他のサイトで見た内容と似ているようなことしか書かれていなく、運営者がどんな人物かも不明。よく見たら、つい最近公開されていた。
どうでしょうか?専門家とはかけ離れている様に思えてきますよね。
自身の体験も少なからず役立つと考えます。私達は日々、Googleの検索を活用してしりたい情報を信用していますよね?
なぜ信用出来たのかを考え、自身のサイトに活かすことができるか否か考えてみるのも良いでしょう。