「Search Consoleでの確認と引用タグ・サイトリニューアルに関して」
2019年06月5日
Google砲が狙える!?Search ConsoleにDiscoverレポートが追加!
年始のレポートでも紹介させていただいた話題の「Google砲」を覚えておりますか?
Google砲:Chromeアプリ・スマホのGoogleアプリの「おすすめ記事」に掲載されることによって、短時間にトラフィックが急増する状態。
通称「Google砲」とも呼ばれるDiscover(ディスカバー)のパフォーマンスレポートがSearch Consoleに提供されました。
画像のよう、検索パフォーマンスの中にDiscoverと表示されます。
※Discover のパフォーマンス レポートは、過去 16ヵ月間に Discover におけるプロパティのインプレッション数がしきい値に達した場合にのみ表示されるようです。
・自分のサイトがDiscoverにどのくらい表示され、どのくらいトラフィックを得ているのか
・Discoverでパフォーマンスの良いコンテンツがどれなのか
レポートによって上記のよう情報を得ることができるでしょう。
Discoverからのトラフィックの多いコンテンツの特徴を見つけ出し、「Google砲」の狙いに役立てることができるかと思います。
2019年7月1日より新規サイトではMFIがデフォルトへ
モバイル版のコンテンツ・ページをランキングに使用するMFI(モバイル ファースト インデックス)。
2019年7月1日より、新規サイトは、MFIがデフォルトになるとGoogleは通知しました。
7月1日以降は、”Googleが新たに認識したサイト(以前から存在していたものの、検出されなかったサイト含む)”に関しては、最初からMFIでインデックスされるようになります。
モバイル向けのページがインデクス対象、且、ランキングに使用されます。
前述のよう、新規サイトに関しては、最初からモバイル向けのページがインデックスされますから、わざわざMFIへ切り替えるといった移行を行う必要はありません。
対して、既存サイトでMFIに移行が済んでいない場合には、従来通り、GoogleがMFIの準備が整っていると認識したあとにMFIへ移行されます。
移行が開始されると、Search Consoleに通知が出送られてきますが、
Search ConsoleのURL 検査でもMFI移行の有無を調べることが可能です、
カバレッジ ⇒ ユーザー エージェントがスマートフォン用 Googlebot と表示されていれば、MFI移行OKです。
また、Googleは、新しいWebサイトに関しては、レスポンシブを推奨しています。(レスポンシブウェブデザインへの1本化)
モバイルページが当たり前になったことで、モバイルページの利便性に関しても、見直してみては如何でしょうか。
blockquoteタグで重複コンテンツ対策は間違い!
blockquoteタグとは引用タグと呼ばれ、他のサイトに掲載さているコンテンツを自分のサイトへ掲載した際、Google側へ、これは他サイトから引用してきたと示すタグで、 比較的長いテキストを段落ごと引用場合に使用されるものです。
「引用」を意味するタグであるが故、重複コンテンツを防ぐことに役立つとお考えの人がいたらそれは間違いです。
blockquoteタグを活用したとしても、他サイトからの引用になりますから、Googleが特別扱いすることはなく、重複コンテンツの対策にはなりません。
引用によって重複コンテンツとみなされる状態を避けるには、やはり独自性で価値のある情報(コンテンツ)の提供が必要です。
但し、ここで間違った理解をしてほしくないのは、blockquoteタグそのものが悪いではないということです。
あくまでblockquoteタグを勝代することにより、重複コンテンツ対策としてGoogleへ示すというのは間違った考えた方であるということです。
「引用」ということを上手く活用した上で、更に関係する情報を加え、関連ページへリンクするといったことはとても有益だと、Googleのジョン・ミューラー氏も紹介しております。
活用時には、「引用」であることを含めた上で、ユーザーにとって価値のある情報として提供できるようにすることをお勧めいたします。
CMSサイトへの移行はランキングに影響する?
URLは変わらずシンプルなHTMLサイトからCMSのサイトに移行することにより、ランキングへの影響があるのかと気になる方は多いのではないでしょうか?
サイトをリニューアルしたいとお考えでも、移行することこれまでGoogleに評価されていたものがされなくなってしまうのではないかと考えてしまいますよね。
こちらに対し、Googleのジョン・ミューラー氏が以下のよう答えてくれております。
It's essentially a redesign, keeping the old URLs makes everything much easier. However, if the site changes (often it's the layout and/or internal links), then that new state will be reflected in search over time, which might be different than the old state.
— 🍌 John 🍌 (@JohnMu) April 30, 2019
”本質的にはデザインの変更だ。以前のURLを保持すればあらゆることがやりやすくなる。
しかしながら、サイトが変わるということは(多くの場合はレイアウトや内部リンクが変わる)そうした変更に
よる新しい状態は、時間が経過すると検索に反映するだろう。以前の状態とは異なるかもしれない。”
そもそも、CMS云々の問題ではなく、サイトのリニューアルにはランキングへ影響するでしょう。
サイトリニューアルにともない、URLも変更しるケースがありますが、URLの変更は極力避けるべきと考えます。理由としましては、GoogleがこのサイトのURLの変更をしたと認識するまでに時間がかかることが挙げられ、一時的な順位低下及び、パターンが統一されていない場合、長引いてしまうケースがあります。
レイアウトの変更だとしても、デザインの変更を行いますから、内部リンクを撤去した場合、クロール時にやはり影響がでると考えられるでしょう。
また、内部対策の重要な要素としてHTMLの記述がありますが、リニューアル前はHTMLできちんと最適化をしていたにも関わらず、リニューアルによってタグをなくしてしまった場合、少なからず影響が出ると考えられるでしょう。
勿論、「コンテンツ」の更新も関連してきます。
長年運営していれば、サイトをリニューアルするという選択肢が出てくるのは必然でしょう。
リニューアルすることによってユーザーの利便性も向上し、ランキングへ良い影響を与えることもあるでしょう。
リニューアルを実施する際には、必要となるSEOの要件をきちんと把握した上で実装していくことをお勧めいたします。