「アップデートには慌てず備える・検索結果の多様性に関して」
2019年07月10日
コアアルゴリズムアップデートの実施
現地時間2019年6月3日(日本では6月4日)に、Googleはコアアルゴリズムのアップデートを実施しました。
この度のコアアルゴリズムアップデートの実施は、異例となる事前アナウンスにて告知されました。
背景には、大規模なアップデートが実施される場合、事前に知らせてほしいという要望もあった様ですが、コアアルゴリズムアップデートの実施後は、普段よりも大きい順位変動が発生します。その為、事前アナウンスを行うことにより、透明性を高められるものと判断したと考えられます。
明日、広範囲にわたるコア アルゴリズムのアップデートを実施いたします。コア アルゴリズムのアップデートについては以前お伝えした下記 Tweet の内容をご参照ください。一点、事前にお伝えしているのは規模や影響が大きいという意味ではありませんので。https://t.co/JlaNGek1x4 https://t.co/p0TLBIBhhF
— 金谷 武明 Takeaki Kanaya (@jumpingknee) June 2, 2019
※サイト内のコンテンツの品質に問題がなかったとしてもアップデートにより順位が落ちてしまうこともあります。
・サイト運営者側が思うユーザーにとって最善と考える品質の判断基準
・Google側が思うユーザーにとって最善と考える品質の判断基準
こちらが違うことにより評価が下がってしまうことがあります。
・コンテンツの品質に完全な絶対基準がない
・ユーザーの求めるものは変化し続ける
コアアルゴリズムアップデートが実施され、順位が落ちてしまったからといって慌てる前に、Googleがアップデートを繰り返し実施しているのは上記があるからということを忘れないでください。
但し、アップデートに備えておくことはとても重要です。
巨視的な視点をもってサイトの質を向上させることが大切だと考えます。
2012年にGoogleが公開した【良質なサイトを作るためのアドバイス】
2012年の公開ながら、記載されている内容は改めて見直しを行うものに価します。
Googleが実際にアドバイスをしてくれている内容という点も含め、この機会にご覧ください。
Googleが好むコンテンツ作りとは?
ビジネスにおいてあまりにも基本だと思うので僕が言うのも気が引けるのですが、何となく言い続けた方が良いと思うので時々コメントしようと思いますが、グーグルが好んでいるように"見える"サイトを目指すより差別化、独自性を追求することの方が大事に思えますね。
— 金谷 武明 Takeaki Kanaya (@jumpingknee) May 28, 2019
さっきちらっと読んだ記事で「グーグルが好むAの要素が低いサイトは表示されなくなる」のような事が書いてあって、それを鵜呑みにするとみんなAみたいなサイトになってしまうので、検索結果の多様性が失われてしまいますし、多分後から似たサイトを作ってもレッドオーシャンですよね。
— 金谷 武明 Takeaki Kanaya (@jumpingknee) May 28, 2019
誰かの視点で見たときにある一定の法則があるように見えることもあると思いますが、ジャンルやサイトの規模などによっても検索結果から読み取れる傾向は異なりますし、とにかく鵜呑みにするのではなく1つの意見として捉えるのが大事だと思います。
— 金谷 武明 Takeaki Kanaya (@jumpingknee) May 28, 2019
こちらはGoogleの金谷氏がツイッターに投稿したものです。
上位サイトの真似だけではいけませんよ。というものに解釈して良いでしょう。
但し、上位表示しているサイトが記載しているコンテンツの傾向を分析することは重要であると考えます。
自身のサイトでも上手に活用できる手段の一つになります。
丸々同じにしてしまったとしたら意味ないですし、訪れるユーザーもGoogleもそのサイトを信頼しないでしょう。
Googleはアリゴリズムではなくユーザーを追いかけろとよく言っています。
自身のサイトでしか得ることのできないオリジナルの価値を検索ユーザーに提供できるかを考え続けることが重要です。対Googleではなく、ユーザー側に目を向けてコンテンツを作ることが価値に繋がると考えます。
そこに上位サイトのコンテンツの傾向分析を行い、不足している点を補っていくことを推奨します。
あくまでもパクリサイトにならないように!
Google検索結果の表示が変更
同じサイトからは2ページまでしか検索結果に表示されなくなりました。
背景には、Google検索結果の上位に同じようなサイトの表示が目立ち、もっと多くの(多様な)サイトを表示してほしいといった声があり、検索ニーズに応え、多様なサイトが表示されるように偏向されたものです。
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▼以下注目
・同じサイトのページは検索結果に2ページまでしか表示しない
※但し、特に関連性が高いと判断した場合は3ページ以上表示する場合がある
・サブドメインも含めて「同じサイト」とみなす
※但し、関連性があるとみなされたサブドメインは別サイトとして扱う場合もある
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この度、変更となりましたが、昔に戻ったとも言えます。
昔は1サイト2ページまでの表示というGoogleのルールがありました。
※昔は多くのリンクを受けているサイトが上位表示する傾向が高かった。
この度の変更は、ユーザーに対し幅広いサイトを表示させることを目的としたものとなりますので、ルールの意味は異なりますが、当時をご存知の方は懐かしさを感じるのではないでしょうか。
構造化データの解説を公開!
構造化データに関して、すでに実装している方もいれば、言葉は知っているが内容は分からないという人。
また、これから始めてみようと考えている人もいるでしょう。
シリーズもので公開されていく予定で、今回はその第一弾となっており、
構造化データの入門とし、構造化データでできることを解説しております。
既にご存知の方もこの機会に再確認の意味を含め、目を通してみては如何でしょうか。