「Google、スパムレポートの利用方法を明確化」
2020年07月20日
-
そもそも スパムレポートとは?
ウェブマスターがSearch Consoleを用いて検索スパム・フィッシング・マルウェアをGoogleへスパムとして報告できるシステムとなります。
報告後、Googleのスパム対策やその他の問題への対策を支援する形となり、Googleの機械学習システムと協力し高品質な結果を得られるよう継続した取り組みとなります。
またGoogleが公表している2019年のスパムデータに関しては、約23万件のスパムが存在し、82%に対して処置を講じたと伝えています。
参照URL:
Google ウェブマスター向け公式ブログ [JA] : Google の検索スパム対策 – ウェブスパム レポート 2019
https://webmaster-ja.googleblog.com/2020/06/google-2019.html
・Search Console
https://www.google.com/webmasters/tools/spamreport?hl=ja
-
スパム検出アルゴリズムの改善のみにスパムレポートは利用する
これまで手動による対策について品質に関するガイドラインに記載されていましたが、アルゴリズム改善のみを目的とし利用していくと変更されています。
スパムレポートが手動による対策で利用されなくなる事により、レポートを送信する必要性があるかどうかという点において、システムを通して認識できないスパムを検出するためには引き続きウェブマスターからのレポートが大変重要な役割とGoogleは伝えています。
参照URL:
Google ウェブマスター向け公式ブログ [JA] : Google でのスパムレポートの利用方法
https://webmaster-ja.googleblog.com/2020/07/google.html
またGoogleではユーザーからスパムレポートを、数百万単位で受け取っています。
これまで人による手動の対策にて大半のスパムレポートを処理していますが、スパムレポートを活用した手動の対策は全体のごく一部に過ぎません。
上記理由から、スパムレポートに関してスパム検出アルゴリズムの改善のみに利用する方針となります。
『ガイドライン変更前』
Google の品質に関するガイドラインに準拠していないと思われるサイトを見つけた場合は、スパム報告で Google にお知らせください。個別の不正行為対策を最小限に抑えられるよう、Google では拡張可能で自動化された解決方法の開発に努めています。
Google では、すべての報告に対して手動による対策を講じるとは限りませんが、ユーザーへの影響度に応じて各スパム報告に優先度を設定し、場合によってはスパムサイトを Google の検索結果から完全に削除することがあります。
ただし、手動による対策を講じた場合には必ずサイトを削除する、というわけではありません。また、報告を受けたサイトに対して Google で対策を講じた場合でも、その効果があったかどうかが明確にならないこともあります。
『ガイドライン変更後』
Google の品質に関するガイドラインに準拠していないと思われるサイトを見つけた場合は、スパムレポートで Google にお知らせください。Google では拡張可能で自動化された解決方法の開発に努めており、ご提出いただいたレポートは、スパム検出システムの改善に役立たせていただきます。
参照URL:
ウェブマスター向けガイドライン – AdSense ヘルプ