「内部リンクの重要性」

2021年06月7日

SEO対策には色々な手段があります。その中にはリンクの施策があるのをご存知の方は多いでしょう。

中でも外部リンクという言葉は多くの方がご存意だと思います。
一昔前は大量の外部リンクを集めることで順位が大きく向上する時代もありました。

今では、外部リンクの見方も変わり、引き続き重要な要素ではあるものの、ユーザーにとって有益となるコンテンツに対し自然で価値のあるリンクを評価する流れになっております。

とはいえ、外部リンクを集めるのは難しいものです。

そんな中で、内部リンクを意識したSEO対策を実施しているサイト運営者の方はどの位いるでしょうか？

●内部リンクとは？

内部リンクとは、そのサイトの中にあるページを繋ぐリンクを指します。
例でいいますと、TOPページのメニューにカテゴリーページのリンクが用意されていれば、それがTOPページージからカテゴリーページがリンクされているということになります。

ページ単体ではなく、サイト全体の評価を向上させる為には、内部リンクの最適化は重要です。
また、自サイト内の最適化ですから、サイト運営者の方が自由にコントロールできるのが魅力です。

●内部リンクの役割

内部リンクの効果として大きく3つが挙げられます。

1：クローラーが巡回しやすくなる

Googleはクローラーを活用してサイト・ページを巡回してそのページの情報をインデックス(認識)していきます。
クローラーはリンクを辿っていきますから、内部リンクが整備されていない場合、ページを公開したとしても、直ぐにインデックスされず、検索結果に表示されない場合もありますから、定期的にクローラーが巡回して、最新の情報として素早くインデックスさせる目的として重要性は高いと言えます。

2：ページ同士の評価の受け渡し

簡単に言うと、関連性の高いページを内部リンクで繋げば、リンク先となるページの評価を上げることにも繋がります。

サイト内で高い評価を受けているページから他のページへリンクで繋ぎ、そのページの評価を上げていきます。
関連性を意識することが大切です。
ユーザーの立場になって考えると分かりやすいのですが、サイトに訪れたユーザーが知りたい情報に到達できるように誘導してあげることがポイントです。
そこを意識した内部リンクの設定を行うことで、ユーザーの利便性が高いサイトになり、
結果としてサイトの評価が高くなることにも繋がっていきます。

3：滞在時間が長くなる

内部リンクがきちんと整備されていないサイトだと、自分がどこにいるのか、また、知りたい情報が載っているページはどこ分からななくなり、折角良いコンテンツを用意したとしてもそれを読んでしまう前に離脱されてしまう場合があります。

そういったことにならないように、内部リンクの最適化をきちんと行い、ユーザーが知りたい情報を網羅的に提供できるようにサイト内を行き来できるのが理想です。そうすることにより、サイト内の多くのコンテンツを見てもらう事が出来ます。
サイトにより長い時間滞在してもらえるということは、訪れたユーザーがコンバージョンする可能性が高くなるという事です。
また、ユーザーの滞在時間が増えることによって、Googleからの評価も上がる事が期待できます。

●内部リンクのチェック

実際に内部リンクを設置する際にチェックすべき点を2点ご紹介いたします。

1：リンク先の内容

アンカーテキストを上手く使い、リンク先のページ内容をユーザーに分かりやすく伝えるしょうにしましょう。こちらはクローラーにもページの情報を伝えることにも繋がります。
また、バナーの場合には、代替えテキスト情報が設定できるalt属性を設定しましょう。

2：重要なページにリンクを集める

Googleは、サイト内でリンクが多く集まっているページを優先度が高いと判断しております。
ですから、評価を高めたいページに多くの内部リンクを集めることを意識しましょう。
但し、この際の注意点としては、関連度です。
やみくもに内部リンクを集めるのではなく、関連性の高いページから集めるようにしましょう。

今回は、内部リンクの重要性についてご紹介してきました。サイト運営者にできることは、良いコンテンツを提供し、ユーザーやクローラーにとっても回遊性の高いサイトを意識することが求められております。
コアアップデートが起こってもこの部分はブレない部分な為、再度、見直してみては如何でしょうか。