「低品質コンテンツについて考える」
2022年05月13日
SEO で重要な要素して誰しもが挙げるものに「コンテンツ」があるでしょう。
寧ろ、コンテンツが出てこないという方は SEO には向いていないと考えた方がいい位に当たり前のものになっています。
そんな重要となるコンテンツですが、ただやみくもに量産しても意味がないのをご存知でしょうか?
いわゆる「低品質コンテンツ」と呼ばれるものです。
今回は「低品質コンテンツ」に関してご説明していきたいと思います。
・低品質コンテンツとは?
そもそも低品質コンテンツとはどんなものかというと、
”検索ユーザーの求める有益な情報が記載されておらず、信頼出来ないコンテンツ”を指します。簡単にいうと、ユーザーに価値のないコンテンツですね。
ちなみに Google は「質の低いコンテンツ」として以下の 4 つを挙げています。
・自動生成コンテンツ
・内容の薄いアフィリエイトページ
・無断複製されたコンテンツ
・他ページに誘導を目的としたページ
項目の名前だけで見ても何れも独自性がなく”そのページ”自体にユーザーが求める情報があるとは言えないというのがお分かりになるかと思います。
加えて、”重複ページ”や”アクセスがないページ”といったもの低品質コンテンツとして取り上げられることがあります。
重複ページとは、コンテンツが他のページの内容と重複している事を意味しています。
こちらに関しては様々な意見がありますが、筆者が伝えるとしたら、サイトを一冊の本として考えてお伝えします。
Google は検索意図に沿った専門性が高く信頼できるページを上位表示として返します。
サイトを一冊の本として考えた場合、その本は有益な参考書になるかどうかを Google は判断するでしょう。
例えば健康に関する情報を集める目的で図書館に行ったとした場合、週刊誌とその専門書のどちらを手にするでしょう?健康に関わるものは人にとってとても重要なことです。
二択で週刊誌を選ぶ人はまずいないでしょう。
理由は専門書の方が信頼出来るからです。
では何故専門書の方が信頼出来ると考えるのでしょうか?それは正しく有益な情報が多いからです。
これを重複ページで考えてみましょう。
手に取った専門書が分厚くてページを何枚かめくっても同じようなことが書かれていたとしたら読み手も萎えてきますよね。
しかし、分厚くなくても 1 ページにまとまった内容が記載されていて読みやすい構成になっていたとしたらどうでしょう。
筆者としては短時間で読めて内容が頭に入る分厚くない本を選びます。
Google もそんなサイトの内容の豊富なページを検索結果の上位として返すのではないでしょうか。
というよりも、そもそも同じようなことが書かれているような本を専門書とは言えませんよね。
少し長くなってしまいましたが、筆者が重複ページを説明するとなったらこのように説明します。アクセスがないページに関してはどうでしょうか。
Google からインデックスされたとしても、全く誰も訪れない場合、そのページの品質は低いと考えられるものですね。
こちらに関しても様々な見解がありますが、筆者としては、アクセス数が少ないだけで品質の低いコンテンツとは言いにくいものと考えます。
サイトは存在しているものの、実際に活動はしないといったような所のページは例外ですが、アクセスが少なくとも本来は価値ある有益なコンテンツとしてなりえるものはあると思います。
例えばそのページにたどり着く前に離脱してしまった等が例として挙げられるでしょう。
スマホのページスピードが著しく遅い等のサイトは気を付けてみましょう。
・低品質コンテンツは対処法とは?
低品質なコンテンツを理解した所で、既に存在している低品質なコンテンツがあった場合、どのように対処したらよいかをご説明します。
・リライトしてコンテンツの質を高める
・削除 or noindex で処理を行う
上記が対処法として考えられます。
サイトのシステムの都合上などで低品質なコンテンツが量産されてしまったという場合には、削除や noindex で処理を行うか、canonical の設定を活用し、Google へこのページはこのページを参照してくださいといった指定をするのも手法としては有効でしょう。
低品質コンテンツが大量にあった場合には削除を行うことで SEO の観点からメリットも出てきます。
・Google のクロール効率 UP
・サイトの質の向上膨大な数のページはが存在するサイトでは、低品質コンテンツを取り除くことによってクロールがされやすくなり、余計なものを取り除きますから、サイト自体がスマートになり、結果としてサイト全体で質が上がるというものです。
前述の本の例でもいえることですね。
低品質なコンテンツとは何かからその対処法までを説明してきました。
SEO は実行して検証をすることも大切です。
低品質なコンテンツを大幅に削除したからとって必ずしも効果が目にみえて分かるとは限りません。
小さい箇所から開始し、”品質の高いコンテンツの提供”を優先して実施されることを推奨させていただきます。
SEO は地道ですが、頑張った人こそが評価されていくものです。
是非参考になれば幸いです。