「SEO対策と検索広告の違いは？それぞれの特色の比較から、使い分けまで解説！」

2023年03月10日

SEO 対策とリスティング広告

ユーザーの検索行動に働きかけるという点で似ているのが、SEO 対策とリスティング広告です。SEO対策とリスティング広告はどちらも検索エンジン上の検索結果をコントロールすることで自身のサイト上へユーザーを誘導してくるという点で共通する部分が多くあります。それ故に SEO 対策をすればリスティング広告を出す必要はないと考えられたり、リスティング広告を配信していれば SEO 対策をする必要がないと考えられたりすることも少なくないように感じます。一方でこれらには明確な違いがあり、どちらかを行えばいいというよりは自身のサイトに合わせた使い分けをしていくことで効果を最大化させることができます。今回はそれぞれの特色を知ることでうまく使い分ける方法を考えていきましょう。

SEO 対策の特色とメリット

SEO 対策とは、検索エンジンからのサイトの評価を高めることで自然検索の検索順位を上げて上位表示を狙う施策です。このサイトの評価を上げるためには、質の高いコンテンツを定期的に作成したり、長い期間運用したり、被リンクを獲得したりする必要があります。これは、検索エンジンが信頼性や権威性などを評価して検索順位をつけているためであり、短期的に対策できるものではありません。そのため、SEO対策は上位表示するために追加のお金を課金する必要こそないですが、時間をかけてじっくりと順位を上げていく必要のある中長期的な施策になります。これだけを聞くと時間や手間がかかるというデメリットに目が行きがちですが、SEO 対策を行う中で作成したコンテンツは一時的なリスティング広告と違い長期に利益をもたらしてくれるため、長期的なサイトの育成には不可欠になってきます。

リスティング広告の特色とメリット

リスティング広告とは、検索エンジンに課金をすることで自身のサイトを上部に表示させる施策です。クリックごとに課金が発生しますが、コンテンツの拡充などによる時間のかかるサイトの改善を行う必要はなく、即効性の高い集客方法となっております。また、掲載順位も最上位表示された場合には SEO 対策を行った場合のものよりも上に表示されるという点が SEO 対策にはない点と言えるでしょう。しかし、広告の配信を終えた後は流入数が戻ってしまう一時的な施策となっている点も見逃せません。

SEO 対策とリスティング広告の使い分け

先述した通り、SEO対策とリスティング広告の大きな違いはその即効性と効果の継続性にあるといえます。SEO対策は長く時間がかかり継続的な更新が不可欠になってきますが、一方で一度作ったコンテンツはサイトの価値としてストックしていき、中長期的に大きな成果を発揮してくれるでしょう。その逆にリスティング広告は費用を払うことでコンテンツの拡充などを行わずともより多くのユーザーに見てもらえる機会を手にすることが出来ますが、検索順位がよくなるわけではないため広告の終了とともに流入は減少します。

 そのため、イベントや特別なサイトではなく自社のサイトを恒常的に上部に表示することで潜在層にでも届けたいといった場合には SEO対策が大きな力を発揮し、例えば、何らかのイベントや一時的なページを一定期間で多くの顕在層のユーザーへ届けたいといった場合にはリスティング広告は大きな力を発揮するのです。また、費用も違ってきます。サイトに時間はかけられるけど予算をかけることが出来ない場合には SEO 対策を、予算は掛けられるけど時間をかけられない場合にはリスティング広告を選択するのが良いでしょう。

さらに発展させて考えると、普段は SEO 対策をしつつ、季節や流行、セールやイベントなどでより多くのユーザーに見せたいコンテンツがある場合にはそれを広告として発信することで流入数を増やし、相互によい影響を与えてくれるでしょう。

SEO 対策とリスティング広告で効果的なサイト運用を

これまで何度か記述したとおり、SEO 対策とリスティング広告は同じサイトへの流入を増やすという施策でもその効果に違いが見られます。この差を理解しておくことで、短期的に行う施策、中長期的に行う施策など、サイト運用の選択肢が増えてより効果的な集客を行うことが出来るようになります。弊社では SEO 対策を始めとしてリスティング広告の運用も行っておりますので、短期的に流入するユーザーをより多く獲得したいとなった際にはぜひご相談ください。