「2024 年 3 月 6 日コアウェブバイタルが一部変更に。コアウェブバイタルの今を解説」

成果報酬SEOの見積を依頼

スタッフブログ

「2024 年 3 月 6 日コアウェブバイタルが一部変更に。コアウェブバイタルの今を解説」

 

 

バイタルとは不可欠な要素である

医療の現場では「バイタル」という言葉は最も重要な単語の一つです。この医療における「バイタル」とは、バイタルサインの略称です。心拍数・呼吸数・血圧・体温を表す言葉であり、その人の身体状況を図る上で最も重要な指標です。つまり「バイタル」とは、医療を施すうえで不可欠な要素なのです。この「バイタル」という単語が、SEO の領域にも存在します。

それが「コアウェブバイタル」です。

 

 

コアウェブバイタル 

 コアウェブバイタルとは、ユーザーエクスペリエンスを評価するための指標です。ウェブにおけるユーザーエクスペリエンスの向上を目的として Google が公表している“ウェブバイタル”の中でも、特に重要である3つ「ページの読み込み速度」「インタラクティブ性」「ページの視覚的安定性」がコアウェブバイタルとされています。コアウェブバイタルは 2021 年6月に導入が発表され、ランキング要因に組み込まれていましたが、それから3年。2024 年3月にそのうちの一つが更新されることとなりました。

 

 

コアウェブバイタルの3つの指標

  先述した通り、コアウェブバイタルには3つの指標が存在します。ここではこの3つの指標を紹介いたします。

 

Largest Contentful PaintkieLCP

LCP は、ウェブページのメインコンテンツが読み込まれるまでの時間を測定するパフォーマンス指標です。LCP では、ビューポート内に表示される最大の要素(テキストや画像、動画など)が読み込まれるまでの時間を計測します。計測された指標は秒数で表され、これが 2.5 秒以下であることが理想です。

 

 

Interaction to Next PaintINP

 INP はウェブページのユーザーインタラクションに対する応答速度を評価する指標です。ユーザーがページ上で行ったすべてのインタラクションの遅延を観察し、そのうちほとんどすべてのインタラクションが特定の閾値以下であるかどうかを示します。INP は 2024 年3月にコアウェブバイタルとなった比較的若い指標となります。INPの前には FID という指標がコアウェブバイタルとして名を連ねておりましたが、なぜこの変更が行われたかについては後の章で説明いたします。

 

 

Cumulative Layout ShiftCLS

 CLS はページの読み込み中に表示される要素の視覚的な安定性を評価するパフォーマンス指標です。コンテンツを読んでいる間にずれたり、ハイパーリンクをクリックしようとすると突然バナー広告が出てきて誤クリックしたりしてしまうような設計になっている場合評価を落とすこととなります。

 

 

  

なぜ、FID から INP へ変更になったのか

 2024 年3月。INP は FID に代わって、コアウェブバイタルに名へ連ねることとなりました。ではなぜ FID から INPへの変更が行われたのでしょうか。背景として、もともと Google は LCP、FID、CLS の3つをコアウェブバイタルとしていました。FID の役割は、インタラクティブ性の計測で、ユーザーが最初に行ったページ内でのアクションに対して、ウェブページが反応する時間を指標とします。しかし、それ故に FID には制限がありました。イベントハンドラの処理時間やブラウザ描画が開始されるまでの待機時間が計測対象外であるという点です。この制限により、FID は実際のユーザーエクスペリエンスを完全にカバーできないことがありました。そこで、Google はより包括的で信頼性の高い指標として INP を導入しました。INP は、ユーザー操作に対するページの全体的な応答性を評価するため、FID よりも広範なアクションをカバーすることができ、ユーザーエクスペリエンスを正確に評価できるようになりました。

           

 

コアウェブバイタルの計測と改善の方法

 コアウェブバイタルの計測には様々な手段があります。

 

 

Google サーチコンソール

 Google サーチコンソールはSEO 対策を行っている人なら誰もが利用しているのではないでしょうか。Google サーチコンソールは、自身のウェブサイトのパフォーマンスをモニタリングするための無料ツールです。サイトのインデックス状況や検索クエリの分析ができる本ツールですが、その中でコアウェブバイタルの確認もすることができます。Google サーチコンソールの強みは包括性にあります。コアウェブバイタルの確認だけでなく上記で示したような SEO対策では不可欠な機能を揃えており、導入に若干のハードルはありますが。最もお勧めできるツールの一つです。

 

 

PageSpeed Insights

 PageSpeed Insights はウェブページの読み込み速度を測定し、改善するために Google が出している無料のツールです。PageSpeed Insights の特徴として、Google サーチコンソールと違い、URL を入力するだけですぐに計測できるという利点があります。また、モバイルとデスクトップのそれぞれで計測することができることも一つの利点です。このツールではコアウェブバイタルのスコアが低い場合、どこを変更することで改善ができるかポイントを提示してくれます。ぜひ、計測するだけでなく改善の一助につかってみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

不可欠ではあるが最重要ではない

 ここまで、不可欠な要素としてコアウェブバイタルとして語ってきましたが、Google 公式からの発表によると、SEO 対策において何よりも重要なものは“コンテンツの質”であり、“コンテンツの質”が同レベルである場合の比較材料として使われるとのことです。ただ、せっかく最高のコンテンツを作っているのに、コアウェブバイタルによってランキングを下げてしまうという状況はもったいないため、定期的にコアウェブバイタルを確認し、ユーザーエクスペリエンスに問題がないかを確認していきましょう。

 

 

 

AdInte

COPYRIGHT © 2024 成果報酬型SEO対策 – SEOホッパー AdInte All Rights Reserved.

AdInte

COPYRIGHT © 2024 成果報酬型SEO対策 – SEOホッパー AdInte All Rights Reserved.