「内部リンクについてじっくり考える」
2026年02月10日

「内部リンク」は、ウェブサイトのSEO(検索エンジン最適化)において、もっともコントロールしやすく、かつ強力な効果を発揮する施策の一つです。
内部リンクとは何か?
部リンクとは、「同じドメイン(サイト)内のページ同士を繋ぐリンク」のことです。 例えば、この記事から「SEOの基本」という自サイト内の別記事へリンクを貼れば、それが内部リンクになります。
一方、他人のサイトへ飛ばすリンクは「外部リンク(発信リンク)」、他人のサイトから自分のサイトへ貼られるリンクは「被リンク」と呼ばれます。
内部リンクの主な構成要素
・テキストリンク
文章中のキーワード(アンカーテキスト)に設定するリンク。
・画像リンク
バナーや図解に設定するリンク。
・ナビゲーションリンク
ヘッダー、フッター、サイドバーにあるメニュー。
・パンくずリスト
サイトの階層構造を示すリスト(例:ホーム > SEO > 内部リンク)。
内部リンクが重要な3つの理由
内部リンクを適切に設置することは、ユーザーにとっても検索エンジンにとっても大きなメリットがあります。
① ユーザーの利便性(UX)の向上
読者が記事を読んでいるとき、「もっと詳しく知りたい」と思うキーワードが出てきた際に内部リンクがあれば、スムーズに情報を補完できます。これにより、サイト内での回遊率が高まり、滞在時間が延びます。
② クローラーの巡回効率(クロール性)の改善
Googleなどの検索エンジンは、「クローラー」というロボットを巡回させてページを見つけます。クローラーはリンクを辿って移動するため、どこからもリンクされていないページ(孤立したページ)は、Googleに見つけてもらえず、検索結果に表示されません。 適切な内部リンクは、サイトの隅々までクローラーを案内する「地図」のような役割を果たします。
③ ページ評価の受け渡し
SEOには「ページの権威性(パワー)」という概念があります。強力なパワーを持つページ(例:多くの被リンクを獲得しているトップページなど)から別のページへ内部リンクを貼ることで、そのパワーを分け与えることができます。
SEO効果を最大化する「戦略的な貼り方」
ただ闇雲にリンクを貼れば良いわけではありません。効果を出すための「鉄則」があります。
・アンカーテキストを具体的にする
「こちら」や「詳細」といった言葉にリンクを貼るのではなく、リンク先のキーワードを含めるのが基本です。
悪い例: 内部リンクのコツについては[こちら]をご覧ください。
良い例: [内部リンクのSEO効果と貼り方のコツ]を参考にしてください。
Googleはリンクテキストを見て「リンク先に何が書いてあるか」を判断します。
・関連性の高いページ同士を繋ぐ
「リンゴの育て方」の記事から「最新のiPhone」の記事へリンクを貼っても、ユーザーはクリックしませんし、Googleからも評価されません。テーマが近い記事同士を繋ぐことで、サイト全体の専門性(トピッククラスター)が高まります。
・重要なページにリンクを集中させる
サイトの中で特に検索順位を上げたい「収益ページ(キラーコンテンツ)」がある場合、関連する複数のブログ記事(集客ページ)からそのページへリンクを集中させます。
理想的なサイト構造と内部リンク
内部リンクを整理すると、サイト全体の構造が美しくなります。
・ピラミッド構造を目指す
トップページを頂点とし、カテゴリーページ、そして各記事へと広がるピラミッド型が理想です。
・パンくずリストの設置
パンくずリストは、現在地をユーザーと検索エンジンに伝える最強の内部リンクです。すべてのページに設置しましょう。
やってはいけない!内部リンクの注意点(NG例)
良かれと思ってやったことが、逆に評価を下げる原因になることもあります。
・リンクの貼りすぎ: 1ページ内に数百個もリンクがあると、1つあたりのリンクパワーが分散し、スパム判定を受けるリスクもあります。
・隠しリンク: 背景色と同じ色の文字にするなど、人間に見えないリンクはガイドライン違反です。
・リンク切れの放置: リンク先が「404 Not Found」になっていると、ユーザーにストレスを与え、クローラーの巡回を妨げます。
・重要ページの孤立: どのページからもリンクされていないページを作らないようにしましょう。
内部リンクは「おもてなし」
内部リンクを最適化することは、サイトを訪れた読者に対して「この記事を読んだなら、次はこちらも役立ちますよ」という最高の導線(おもてなし)を用意することに他なりません。
その結果として、Googleからの評価が上がり、検索順位が改善されます。まずは、ご自身のサイトの中で「関連しているのに繋がっていない記事」がないか、チェックすることから始めてみてください。


