ECサイトの重複コンテンツの発生について(Google+ ウェブマスター ハングアウト)
2013年08月15日
Google+ ウェブマスター ハングアウトにて
7月5日、Google+のウェブマスター向けハングアウトにて、ECサイトの重複コンテンツ発生について言及されました。重複コンテンツに対する言及は今までも言われてきたことではありますが、Googleの公式見解の中でECサイトの問題として取り上げられております。
ECサイトの重複コンテンツ問題とは
複数のページがあるウェブサイトを運営していると必ず懸念されるのが重複コンテンツ問題です。そのなかでも、ECサイトに関しては商品説明文の重複問題が特に懸念されております。
他のサイトと同じ文章を使わない
今回のハングアウトでは、ECサイトにおける重複コンテンツの一般的な問題について言及されております。商品ページの文言は他のサイトと同じ内容のまま掲載してしまうことが多々あり得るため、重複コンテンツとして低い評価を受けてしまい、昨今のサイトコンテンツ重視のアルゴリズムアップデートの影響で、上位表示の大きな妨げになってしまっております。
Googleのクローラーは重複した内容を表示させないようにするので、商品の文章も他のサイトとは違うユニークのものを記載し、「他のサイトと違う情報が記載されている」ということを明確にし、見てもらうことが重要となります。ですので、商品ページ一つ一つに少しでもオリジナルの文章を記載して、差別化をはかることが重要です。
自サイト内での重複に関しての対策
また、上記の他サイトとの重複以外にも、自サイト内での重複もECサイトで陥りやすい問題です。ECサイトで販売する商品には類似した商品(色違いやサイズ違いなど)が多くあり、一つ一つにページが必要になります。それらの説明文は重複したものになりがちなため、それぞれ説明文をオリジナルの文章に変更するか、重複コンテンツでないことを示すcanonicalタグの設定などを行う必要があります。
今回のハングアウトでの言及から、Googleの認識においてもECサイトの重複コンテンツ問題はとても一般的で、なるべく改善が推奨される問題であるということも推察されます。