サイト全ページに定型文をテンプレートとして記入した際のGoogleの評価
2015年07月28日
・テンプレート定型文に対するGoogleの評価
ジョンミューラー(John Mueller)氏が6/30に開催されたEnglish Google Webmaster Central office-hours hangoutにて定型文に対するGoogleの評価について説明をしております。
ジョンミューラー(John Mueller)氏による説明を以下に記載します。
・評価するポイントとして、定型文のコンテンツよりも固定ページのコンテンツに基づいてGoogleは評価する
・メインのコンテンツで使用している言葉を同じく定型文で使用していることが理由でその言葉の評価を下げる事はしない
・テンプレート定型文を各ページに掲載する際にh1タグからメインコンテンツが始まるようにする事でGoogleに分かり易く伝える方法となる
・ページ上部にテンプレート定型文を記入した際は検索結果のスニペット(説明文)に使用される可能性がある
上記の“ページ上部にテンプレート定型文を記入した際は検索結果のスニペット(説明文)に使用される可能性がある”とのことですが、通常は「meta descriptionタグ」に記載した内容が検索結果のスニペット(説明文)として使用されます。
meta descriptionタグ内に文の記載をしていない場合はページ内上部の文から引用される可能性が高まりますので(キーワードによります)、全ページでページ上部に定型文を使用する際は検索結果のスニペット(説明文)を考慮した文章を記載して頂くか各ページのmeta descriptionタグ内に検索結果のスニペット(説明文)を考慮した内容の記載を推奨いたします。
・テンプレート定型文に対する考察内容
テンプレート定型文はページのメインコンテンツと同等には見られない可能性がございます。あくまでもサイト全体の定型文として認識されます。
そこで気になる事としまして、定型文の重複に関して疑問に思うかもしれません。Googleでは定型文とメインコンテンツを差別化する為、もしくはGoogleのクローラーに分かり易くする為にh1からメインコンテンツを作成するなどの工夫がGoogleにどこからメインコンテンツを始めるのかの指標となりますので推奨しております。
実際にGoogleが文章の重複に関する考え方としては下記のように記載しております。
>サイトに重複するコンテンツが存在しても、偽装や検索エンジンの結果を操作する意図がうかがえない限り、そのサイトに対する処置の根拠とはなりません。
参照URL:
https://support.google.com/webmasters/answer/66359?hl=ja
不自然なコンテンツでなければGoogleがテンプレート定型文に関して、重複という認識をする事は少ないと考察されます。