Google、Yahoo!検索でAMPサポート!?MFIも表示速度をランキング要因へ
2017年03月31日
【Yahoo!Japanの発表】
3月7日に日本のYahoo!がAMP対応を行うと「AMP Conf 2017」にてデイビッド・ベスブリス氏が発表しました。
Yahoo!JapanがAMPサポートを行うという事は、Yahoo!の検索からAMPページにアクセスする事が可能となります。
現段階ではまだ導入される次期は決まっておりませんが、日本の検索エンジンTOPの2つがAMP対応を実施することはサイト管理者、検索ユーザー共に楽しみの1つとなりそうです。
参照URL:AMP Conf 2017 ? Accelerated Mobile Pages Project
https://www.ampproject.org/amp-conf-2017/
参照URL:AMP grows its footprint ? Accelerated Mobile Pages Project
https://amphtml.wordpress.com/2017/03/07/amp-grows-its-footprint/
■AMPのおさらい
まずAMPとはGoogleが公表した、「Accelerated Mobile Pages」の略となります。
近年モバイル検索を利用するユーザーが圧倒的に増えている状況から、高速でコンテンツを表示させる目的の為にAMPプロジェクトを立ち上げたという経緯が御座います。
通常のHTMLサイトでは表示するまで時間が掛かり、表示速度によってはサイトへ訪問せずに離脱するユーザーが多い事がGoogleの統計結果として確認されております。
対しAMP HTMLではキャッシュを事前にGoogleに残すことでアクセスした際に高速で表示される仕組みとなります。
AMP対応を行う事でユーザビリティ改善となり、検索結果のランキングにも多少なり影響があると言われております。
その理由としてはランキング要因の1つとしてサイトの表示速度が入っていることとなりますが、AMP対応後に大きく順位の変動が起きるかというと、そうではないと考察されます。
あくまでも検索の順位ランキングに関わる様々な要因(200項目)の1つに表示速度があるという話になります。しかし、AMP対応ができるのであれば対応する事を推奨いたします。
参照URL:Google ウェブマスター向け公式ブログ: AMP について #AMPlify キャンペーン スタート!
https://webmaster-ja.googleblog.com/2016/09/what-is-amp.html
参照URL:AMPプロジェクト公式サイト
参照URL:Google、モバイル検索内でAMP化(Accelerated Mobile Pages)サポート | 成果報酬型SEO対策 ? SEOホッパー
http://seohopper.jp/staff/accelerated_mobile_pages-2/
■MFIも表示速度をランキング要因へ
これまでモバイルファーストインデックス(MFI)が実施された際、各サイトページの表示速度に関してはランキング要因から外すとGoogleのジョン・ミューラー氏が公表しておりましたが、
今回の「SMX West 2017」にてゲイリー・イリェーシュ氏はMFIに関してランキング要因に表示速度を組み込む予定とコメントを残しております。
また、現状でGoogleはモバイルファーストインデックス導入に関して、いつ頃になるか明確にしていません。Googleから正式なMFIの話が出たのが昨年となり、今の段階でまだテストを行っている状況となりますので、今年ではなく来年辺りに実施予定となる可能性と考察致します。
ゆっくりと確実にMFI導入までの進捗が進んでおりますので、今後も動向を注視し新しい情報が入り次第更新して参ります。
参照URL:Google ウェブマスター向け公式ブログ: モバイル ファースト インデックスに向けて
https://webmaster-ja.googleblog.com/2016/11/mobile-first-indexing.html
■まとめ
当月はYahoo!JapanでのAMP対応発表とモバイルファーストインデックス(MFI)の表示速度がランキング要因に含まれる事を記載させて頂きました。
近年のGoogleの動向としてはモバイルへ注力しているのが明らかな状況となります。サイト管理者はモバイルフレンドリー含め、再度自身のサイトで対応が可能なAMPやMFIに向けた施策を行っていく事を推奨いたします。
また、前月の記事「低品質サイトに対するアルゴリズム更新」でも記載させて頂きましたが、現状のランキング要因に大きく関わる事としてサイト内オリジナルコンテンツであるかは重要なポイントとなります。
訪問者にとって分かりやすく導けるサイトでありユーザビリティを考慮した対策がSEOに最も重要な施策内容となります。
結果として訪問者、Googleと両者に認められるサイトになりますのでランキング順位の向上が見込める一番の近道となります。
サイト管理者の皆様は今一度、ご自身のサイトの表示速度確認と共にページのオリジナルコンテンツと紐づくtitle、keyword、description、h1等の内部確認を行う事を推奨させて頂きます。
参照URL:Google、低品質サイトに対するアルゴリズム更新 | 成果報酬型SEO対策 SEOホッパー http://seohopper.jp/staff/google_algorithm_20170203/