Google検索の仕様変更とAMPプロジェクト最新情報
2017年11月30日
Google検索の仕様が変更
参照URL:Google Japan Blogより
https://japan.googleblog.com/2017/10/making-search-results-more-local-and-relevant.html
■ユーザーの居場所に応じた検索結果を表示
Google検索は今後、国ドメインではなく、ユーザーの居場所に応じた検索結果を表示するように仕様を変更しました。
※国ドメインとは国別コードトップレベルドメインの事を指し、
日本のサイトでゆう「co.jp」の部分の事、英国では「.uk」など。
これまでのGoogle検索は、位置情報とは関係なく検索の方法(国ドメイン)によりコンテンツの結果を表示していました。
例えば日本国内にいても[Google.co.uk]で検索を行うと、英国向けのコンテンツを検索した結果が表示されていました。しかし今後は、これが無効となり位置情報に基づく検索結果の表示とされます。
たとえば国別コードを入力して検索を行ったとしても、位置情報が日本であれば日本向けのサービスやコンテンツ、オーストラリアへ旅行に行った際にはオーストラリア向けのサービスやコンテンツでの検索結果が表示されるようになります。
(これらはモバイルWeb、iOSアプリ、デスクトップのGoogle検索およびGoogleマップやYoutubeなどを対象に採用されています。)
また、自分が検索したものに対し、どの国の検索結果が表示されているのかはページ下部に検知した国を明示されるようになっています。
①PC表示
②モバイル表示
また、適切な国のバージョンが何らかの理由で表示されない場合、もしくは、現在地と異なる地域のコンテンツを検索したい場合は、、
検索画面の「設定」→「対象の地域」で検索したい国あるいは地域名を選んで設定を変更することが可能です。
AMPプロジェクト最新情報
先月に続いて今月もAMPに関する新たな情報についてお話をしたいと思います。
ユーザに高品質なAMPページを提供するために、Googleは11/28に公式ブログにてAMP 形式の検索結果に関するユーザーの利便性を改善するため、AMP のコンテンツの同一性に関するポリシーの適用方法を変更することを発表しました。
これによって、2018 年 2 月 1 日以降、AMP ページのコンテンツを(オリジナルの)正規ページのコンテンツと同等にすることがポリシーによって義務付けられます。AMP はランキング要素ではないため、AMP に関する掲載順位のポリシーに変更はありません。
参照URL:ウェブマスター向け公式ブログ「ユーザーに高品質のAMPページを」
https://webmaster-ja.googleblog.com/2017/11/engaging-users-through-high-quality-amp.html
■AMPの成長
先月お話をさせていただいたAMPプロジェクトですが、開始された2015年以降、急速に成長を遂げており、今では2,500万をこえるドメインがAMP形式を導入しています。AMPを導入することによって最終的にはコンテンツへのエンゲージメントの促進につながる利便性が高まります。そのためコンテンツを利用するユーザーにしっかりとこの利便性を提供し続けるという責任も伴います。
AMPの概要参照URL:
http://seohopper.jp/staff/ampproject_201710/
■YahooがAMPサポート?!
現在、日本でのYahoo!利用者は日々およそ5,800万ほどになり、今年3月その日本のYahoo!検索がAMPに対応することを表明したそうです。
ヤフージャパンがAMP を対応することが発表されました!#ampconf pic.twitter.com/QPt4h56SqV
— Duncan Wright (@dunc_Can) 2017年3月7日
以下はYahoo!JapanでAMP表示される検索結果のデモです。
現在は試験的に始まっている状況のため、本格的な導入時期はまだ未定ですが、Yahoo!検索でもAMP対応が始まれば、現在Googleを使用しているユーザーに加え、先ほどお伝えした5,800万のYahoo!ユーザーも検索結果からAMPページへ訪問することになりますね。
また、Yahoo!からのアクセスが多いサイトでは大きな変化もあるかもしれません。ご自身のサイトがAMP化している方は是非アクセス解析をチェックしてみてください。