(米)Googleが、Authorshipの廃止を発表
2014年09月22日
Googleのジョン・ミューラー氏が、Authorshipの廃止(※1)を自身のGoogle+の投稿で明らかにしました。※1
期待されていた著者情報評価は廃止に
Google Authorshipの導入時には、検索エンジンにコンテンツとその著作者情報を関連付けて認識させることでコンテンツ著作者の顔写真を自然検索結果に表示させることにより、コンテンツの信頼性に伴ったクリック率の上昇が期待されるといわれていました。
しかし結果的には、ユーザビリティの向上、またトラフィックの増加に繋がらなかったため今回の廃止に至った模様です。またAuthorship導入時に設定した著作者情報もサポート自体の廃止に伴い、検索順位のアルゴリズムには反映しなくなることが強く懸念されます。
「コンテンツは大事」という考え方は変わらない
Googleは、多様化するデバイスへの対応や、ユーザビリティーの改善として、日々様々な試みを実施しており、「順位向上の為に何に注力すべきか?」といった判断基準や、情報の選別が難しくなっているのが実情ではあります。とはいえ、コンテンツの内容が重要視される点においては変わりはありません。
そもそも、今回廃止になったオーサー(著者情報)による評価というのも、コンテンツの信憑性は有益性を計る手段の一つとして提唱されてきたものです。Authorshipは廃止されましたが、Googleが「検索ユーザーに安全で有益な情報を的確に提供したい」というその考え方は変わりません。そのため、今後も作成するコンテンツにはユーザーにとって有益なものを意識していく必要性があります。
また今後Googleは、検索エンジンとユーザーをより質の高い検索結果に導くことを可能とするSchema.org※2のマークアップに重点を置くとのことでもありますので、注目していきたいところです。
≪引用元≫
※1【ジョン・ミューラー氏2014年8月29日投稿/Google+】
※2【schema.org に関するよくある質問 – ウェブマスター ツール ヘルプ】
https://support.google.com/webmasters/answer/1211158?hl=ja