違法コンテンツに制裁?パイレーツ・アップデートとは
2014年10月31日
Googleは、大きなアップデートの際には複数のアルゴリズム更新を同時のタイミングで行う傾向があります。今回、ペンギン・アップデートに合わせて「パイレーツ・アップデート」というものが実施されております。
違法な海賊版ソフトなどを配信するサイトに向けて
「パイレーツ=海賊」 。このアップデートは、いわゆる「海賊版」といわれる、違法ダウンロードコンテンツに関する検索順位アルゴリズムとなります。インターネットでは、海外のサイトなどから簡単に音楽ファイルや映像作品のデータが手に入ってしまうサイトが沢山みられます。
DMCA(デジタルミレニアム著作権法)に準拠
このような違法ダウンロードコンテンツは、DMCA(デジタルミレニアム著作権法)により強く取り締まられており、違反することで検索結果から削除されることなども多々あります。今回のアップデートでは、それらのコンテンツのダウンロードにつながるサイトと、その検索クエリが対象となっています。
違法サイトと、それら特有の複合ワードの検索結果に影響
「○○(作品名) + zip」「○○(作品名) + torrent」などの、違法コンテンツ特有の拡張子が含まれた検索クエリでヒットするサイトが該当すると言われております。通常のサイト運用の上では影響が無いアップデートと見られますが、これによりGoogleがよりコピーコンテンツに対しより強い問題意識を持っていることが垣間見れます。
ダウンロードコンテンツにかかわらず、サイトのテキストコンテンツなどの無断転載は順位評価の上でマイナスに繋がりますので、今後のサイト運営で引き続き気をつけていく項目となることが考察されます。
(参考:http://torrentfreak.com/googles-new-downranking-hits-pirate-sites-hard-141023/ )