最新の検索順位決定要因について
2013年12月4日
今回は、最新の「検索順位決定要因」について着目していきます。
下記の順位決定の要因とされるものは、海外のSEO企業の技術スタッフによりまとめられたものを参考にしたものです。
http://moz.com/search-ranking-factors
絶対的な上位表示の指標となるものではありませんが、現状のGoogleのアルゴリズムの動向に合わせて対策すべき事柄であることが推察されます。
上記のグラフの多くは、基本的な事柄であり特に新しいものはありませんが、なかなか対策が出来ていないことが多いものです。サイト運営の見直しの意味合いを含め、5つの項目にまとめて見ていきましょう。
○ 検索順位決定要因の最新データ
①外部からのリンクによる評価
・ドメイン単位でのオーソリティサイトからのリンクがある 21%
・ページ単位でリンクがある 19%
やはり、依然として外部からのリンクが与える順位への影響は大きいとされているようです。とはいっても、昨今のGoogleガイドラインにそぐわない外部リンクに対する取り締まりはより強化されておりますため、より内容のあるサイトからのリンクが重要となることが考えられます。「ドメイン単位でのオーソリティサイトからのリンク」というのは、権威のあるサイトから紹介されるというような意味合いとなります。
②ページ毎のキーワードに合ったコンテンツの評価
・ページ単位でキーワードについて書かれており、内容の質が高い 15%
・ページ単位でキーワードについて書かれている 9%
内部コンテンツ対策においても、順位決定の要因として大きくウェイトを占めております。現在の検索エンジンに合わせた施策を行う上では、外部施策だけでなく、サイトの内部調整を行うことが極めて重要なSEO対策の工程の一つとなっております。その内部対策の中でも、キーワードに合ったコンテンツをページ単位でしっかり用意出来ているかという部分が重要ということになります。
③サイト自体のブランド的な評価
・ドメイン単位でブランドとしての評価がある 9%
これは特にサービス名やブランド名、社名や商品名などのキーワードが、ドメイン単位でマッチしているということになります。ブランド名が話題になれば、ドメイン単位での評価が上がるという意味合いも含まれるかもしれません。
④アクセス数に関わる評価
・ユーザーの閲覧時間やトラフィック、検索ワードの多様性 8%
・ページ単位でソーシャルメディアで紹介などされている 7%
トラフィックというのはアクセスのことです。人気サイトにはたくさんのアクセス、つまりトラフィックが発生されます。このトラフィックが、順位評価の要因の一部であると考えられております。
検索してくるユーザーに人気のあるサイトを作り、多くのユーザーを獲得していくことが、多くのサイト運営者の最終的な目標であることには違いありません。
ソーシャルメディアは、ユーザーの流入効果があり、それをGoogle側でトラフィックとして判断しやすい可能性があります。
⑤ドメイン毎のキーワードに合ったコンテンツの評価
・ドメイン単位でキーワードついて書かれており、内容の質が高い 7%
・ドメイン単位でキーワードについて書かれている 5%
サイト単位(ドメイン単位)でテーマが絞られているほうが上位表示をされやすいですし、ユーザーとしても理解しやすく、信頼性も得やすくなることが考察されます。サイトのテーマ・キーワードを絞りこみ、それらの話題で最新の情報や有益な情報が発信されているコンテンツは評価が高いとされております。
以上が、検索順位決定要因の最新データとなります。
今後上位表示を目指す上では、各ページ単位でのオリジナルコンテンツ・コンテンツ量など、サイトの品質維持の重要性がGoogleの評価基準として、日に日に高まって行くことが考察されます。今までと同様、外部対策(被リンク対策など)は有効ではありますが、外部対策だけに依存する過去のSEOの手法では、上位表示を維持する事が困難となる事が予測されます。加えて、ユーザーの流入(トラフィック)を意識したコンテンツ作りがより重要となってくることが考察されます。