アルゴリズムとは算法と略され、ある問題を解くための具体的手順を定式化したもののことです。
計算機に問題を処理させる場合には、問題に対する具体的手順を指示しなければなりません。
人間は個別の問題に対して、その問題特有の特徴をとらえて早く解くことがありますが、コンピュータに問題を解かせる場合には、逆に共通する全ての問題に対して対応可能な手順を与える必要があります。
アルゴリズムを与える場合には、できるだけ計算回数の少ない効率の良い手順を与えることが重要です。
例えば、ある問題に対して「すべての組合せを考える」という方法は、理論的には有効であっても、現実的には考える組合せの数が膨大なものとなってしまい、実際にはあまり有効でない場合が多いのです。