実例に見る再審査から解除までのプロセス

2013年12月3日 A社様からお見積のご依頼

SEOリカバリーへお見積のご依頼

依頼主:A社
サイト概要:教育関連サイト
SEO対策希望ワード:「地域ワード」×塾

弊社にご相談いただいた時点での状況

一時期は、SEO対策会社Bの力を借り、対策希望ワードで5位~10位の表示を達成。 しかし、SEO対策会社Cのサービスも申し込んだ後にアップデートがあったこともあり、100位~110位にまで下落。C社への依頼が直接的な原因であるかは不明という状況ではあるものの、何が何でも「地域ワード×塾」で10位以内に戻したいと思っているので、SEO対策をして欲しい。

検索順位下落の原因となっているものを特定するため、A社様にはウェブマスターツールによる情報取得をお願い致しました。まだサイトへウェブマスターツールを導入していなかったA社様には、導入の作業をご案内。まずは、手動対策の有無のご確認そして、ウェブマスターツールによってA社様の運営サイトに対する最新のバックリンクリスト情報をCSV形式で取得していただくことにいたしました。SEO対策という入口でのお問合せではありましたが、順位下落が検索アルゴリズムのアップデート後であったこと、そして多くのサイトに対してペナルティの警告メッセージがGoogleから発信されてい時期であったこともあり、手動対策による可能性が強く疑われたためです。

2013年12月6日 A社様から状況確認の連絡

状況確認の連絡

先日、SEO対策のお問合せをいただいたA社様が、サイトへのウェブマスターツールの導入が完了し、ウェブマスターツールのステータス確認できたということで返信いただきました。
結果は、グーグルによる手動対策ありというものでした。完全一致ではなく、部分一致という状況で、SEO対策のメインワードとしていた言葉で検索した場合に大きく順位下落させられているということが判明。
A社様には、手動対策のステータスについてご説明させていただき、SEO対策の前にペナルティによる手動対策を解除しなくてはならないという点をご理解いただきました。お申込みいただく前に、どのようなリンクが貼られているのかをお客様の目で見ていただくことが重要であると考え、弊社に最新のリンクリストをCSVデータでお送りいただき、簡易的にリンク状況の調査を開始。

2013年12月12日 リンク否認ツールの活用

悪質なリンクを削除・否認で断ち切る

いただいたリンクリストを元に、弊社でのリンク精査作業後A社様にリンク状況のレポートを送信させていただきました。
「問題の無いリンク」「削除または否認が推奨されるリンク」「お客様に削除か残すか判断いただく注意リンク」の3つに分かれているレポートの中でも「お客様にご判断いただくリンク」の判断についてA社様でも慎重に検討を重ね一部有料ディレクトリについては残したままで再審査を申請することを決断されました。

A社さまによるリンク削除依頼、弊社によるリンク否認リストの作成を経て、ようやくこの日に否認ツールからリンクリストをGoogleに提出しました。

2013年12月15日 再審査リクエスト送信

再審査リクエスト送信

リンク否認後、Googleのシステムが再度クロールするまでの期間を3日間ほど空け再審査の申請を行いました。サイト運営者に対する削除の申請をおこない、運営者からの回答が得られず削除できなかったサイトについても否認によってリンクを無効化したので、何とか一発で通ってくれないか…。そう思いながら再審査リクエストを送信。

2014年1月8日 再審査リクエスト(2度目)送信

再審査リクエスト(2度目)送信

年末年始の休暇を挟んでも、12月15日に送信していた再審査リクエストに対しては、Google側から何の対応も得られませんでした(リンクに関する指摘や、再審査リクエストを処理しましたのメッセージなどどちらも送られてこないという状態です)。
実は、こういうことはGoogleに対して再審査が集中している時期には結構起こり得ることではあります。(他の手動対策解除案件でもこういったことは稀に発生しています。)

恐らく、Google自体の冬期休業直前の期間であること、そして12月上旬にも手動対策の警告メッセージが少し多めに発せらせていたとの状況もあり再審査リクエストが集中していたのではないかとも推察されました。

前回のリクエストから冬期休業も入れて3週間ほど経過してしまっていますので、ここでGoogle側への催促の意味も込めて再度リクエストを送信する形での対応となります。

2014年1月9日 A社様再審査に対する回答を受信

再審査に対する回答を受信

やはりGoogleも冬休み期間中だったためか、2度目の再審査申請に対しては翌日に連絡が届きました。(弊社としてもこのレスポンスの早さにはちょっと驚きです) 今回Google側からサンプルリンクとして指摘されたのは、前回敢えて残したまま申請した有料ディレクトリのものばかり3件でした。 弊社としましては「有料でご登録されているもの=お客様の財産」と考え、A社様も初回の申請時点では「残せるなら残していただきたい」という意向であったため否認やディレクトリサービスに対して削除申請を行っていなかったものだったのです。

本件、A社様にご報告させていただいたところ「やっぱり引っかかっちゃうんですね。お金を払ったものだから、どうしても惜しいという気持ちがあったんですが、グーグルから指摘を受けて『これが手動対策の原因だ』っていうことでしたら仕方ないですね」と返信いただきました。

A社様にてペナルティ原因と指摘されたディレクトリサイトに対するリンクの削除依頼を実施。同時に弊社では、悪質なリンクがまだ無いか再度の確認作業です。
しかし、1度目の精査時点で有料ディレクトリを残した以外には質の悪いリンクの洗い出しをきちんとおこなっていたため、漏れ、抜けが無いかの確認のみ。 一部、お客様の保有されているサイトにアンカーテキストが最適化されてしまっているものが見受けられたため、仮にGoogleから指摘を受けた場合はnofollow対応いただく旨をご案内しました。

2014年1月22日 A社様再審査リクエスト(3度目)の送信

再審査リクエスト(3度目)の送信

前回の再審査リクエストに対してGoogleから何のレスポンスも無かったと考えると実質これが2度目の申請と言ってもいいかも知れません。 A社様におこなっていただいた削除申請によって、有料ディレクトリのリンクは削除されていることが確認されました。前回申請時に残したディレクトリは、手動対策ペナルティの警告が多数発信され始めた昨年の10月ごろには「○○ディレクトリはまだ大丈夫」と一般的には言われていたものです。
しかし、時間の経過とともに状況が変化し、「nofollow対応されていない有料ディレクトリは手動対策による検索順位降下の対象となる」という形にGoogleによる対応も変 わったのではないかと考えられます。

質の悪いリンクの指摘を受けてから約2週間。A社様側で、「もし質の悪いリンクと判断される可能性があるのであれば、自社運営サイトのリンクも外します」と前回のご案内についても対応いただきました。再審査送信スパンなども考慮に入れ、前回の申請からは若干期間を設けています。

ここまでの精査で、ペナルティの原因であると指摘を受けるようなリンクはA社様による削除依頼や否認ツールによってすべてクリアになっているはず。 「今回は解除できる!」期待と確信、そして願いを込めながら、Googleに再審査のリクエストを送信しました。  

2014年1月31日 ペナルティ解除ご連絡

ペナルティ解除

前回の申請から10日。「そろそろ、もう一度再審査リクエストを…」そう考えていた時期に、Googleから手動対策解除の知らせが届きました。 手動対策は解除という一つのゴールには到達しました。サイト内部強化のアドバイスなどをさせていただきながら、手動対策前の順位への復活を目指し、ここから新たなスタートです。

※ 本事例紹介は、クライアント情報保護のため実際のやりとりを基にしたものを関連業種、関連ワードを一部変更してご紹介しております。
※ リンク本数およびGoogleの審査待ち状況などにより、実際の解除進捗はご紹介事例と異なる場合があり、事例で紹介した期間での手動対策解除をお約束するものではございません。

     

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